しんたい

しんたい
I
しんたい【心体】
こころとからだ。 精神と身体。 心身。
II
しんたい【新体】
新しい体裁。 新風。
III
しんたい【真体】
楷書の字体。 楷書体。
IV
しんたい【真諦】
〔仏〕 仏教の絶対の真理。 根本・究極の真理。 第一義諦。 勝義諦。 しんてい。
俗諦
V
しんたい【神体】
(1)神霊が宿っているものとして, 祭祀(サイシ)に用いられ礼拝の対象となる神聖な物体。 古来, 鏡・剣・玉・鉾(ホコ)・影像などが多く用いられた。 みたましろ。
(2)能楽で, 神らしい風体。

「神をば, いかにも~によろしきやうに出で立ちて/風姿花伝」

VI
しんたい【身体】
〔古くは「しんだい」「しんてい」とも〕
人の体。 肉体。 体躯(タイク)。
~髪膚((シンタイハツプ))これを父母(フボ)に受く、あえて毀傷(キシヨウ)せざるは孝(コウ)の始(ハジメ)なり
〔孝経〕
身体髪膚は父母からもらったものである。 だから, からだを傷つけないのが孝行の始めである。
VII
しんたい【進退】
〔古くは「しんだい」とも〕
※一※
(1)進むことと退くこと。 動くこと。

「~きわまる」「軽々に~する如きは, 決して大海将の為すべき所でない/此一戦(広徳)」

(2)行動すること。 振る舞うこと。

「挙措~」「貴君(アナタ)が貴君の考どほりに~して良心に対して毫(スコ)しも恥る所が無ければ/浮雲(四迷)」

(3)職を続けるかやめるかの身の処置。

「出処~」「~を伺う」「~を明らかにする」

※二※
(1)物を自由に移動させること。

「屏風の高きをいとよく~して/枕草子 120」

(2)人や物を自分の思い通りにすること。 また, 思い通りにできる人や物。

「悪行の僧どもあまた有れど, 我等が~に懸からぬ者は无(ナ)し/今昔 20」

(3)所領・所職などの宛行(アテオコナイ)・没収・改易などの権限を自由に行使すること。 また, その所領や所職。
~維(コレ)谷(キワ)ま・る
〔詩経(大雅, 桑柔)〕
進みも退きもできない困難な状態に陥る。 立ち往生する。 進退窮まる。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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